(2:37〜)
So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.
だから僕らは進んでいく。流れに抗うボートが、絶えず過去へと運び戻されるように。
beatという単語に注目します。8ビートや16ビートなどの「ビート」のことです。他にも「鼓動」という意味も有名かと思います。
ここでは、動詞で使われています。「(なんとか)前進する、進む」という意味です。文章後半に「絶えず過去へと運びもどされる」とありますが、それでもなんとか進んでいくんだ、という決意が込められています。
I will beat on, even if whole world would be against me.
たとえ世界を敵にまわしても、俺は前に進むぜ
とか中2っぽい台詞にも使えます。
この"beat"という動詞。「進む」という以外にもたくさんの使い方があります。「試合や選挙で競争相手を破る、負かす」「これまでの数値を上回る」「激しく人を殴る」「何度もたたく」「問題を克服する」などなど。なんとなく「前向きさ」や「荒っぽさ」が感じられる言葉ですね。
ちなみに今日取り上げた上の文章は、小説の最後のセンテンスでもあります。英文学的にもとても有名な文章で、作者であるフィッツジェラルドの墓標にもこの文章が刻まれています。
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